本場ブラジル産 |
![]() ![]() エランビタール アルコール抽出プロポリス |
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【プロポリス健康読本1】
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西洋では伝統を持つプロポリスが、ようやく日本の研究者や医療関係者の強い関心を呼ぶキッカケになったのは、1985年のこととされるその年、第30回アピモンディア国際養蜂会議が名古屋で開催され、そこでプロポリス先進国である東ヨーロッパやロシアの研究者らがプロポリスによる臨床例を報告。ミツバチのもたらす大自然の恵みが、大きな驚きをもって迎えられた。そして、この名古屋の会議以後、わが国における本格的なプロポリス研究がスタートしたのである。 かくて1991年9月、日本癌学会総会で、松野哲也博士(国立予防衛生研究所室長)によって、プロポリスから新規物質を含む抗腫瘍細胞活性物質の単離に成功したことが発表された。この成果はプロポリスの新しい局面を拓く画期的なものとして大きく報じられ、プロポリスへの期待が一気に高揚したのである。 ここに紹介するのは、その嚆矢となった記念碑的研究の全文である。 |
| プロポリスに対する期待 | |
| プロポリスはミツバチの巣からとれる膠状物質で、ヨーロッパを中心に、古くから民間薬として用いられてきた。近代科学の普及と共に、その存在はほとんど忘れ去られていたが、近年、化学薬品の弊害が問題視され始めたのを背景に、優れた自然療法として、プロポリスに対する期待度も高まりつつある。しかしプロポリスに関してはまだ未知の部分があまりにも多く、本格的な研究はこれからである。ことに、これから単一成分を取り出して、その作用を調べた報告は皆無に等しい現状といえる。 筆者らは6年ほど前から、腫瘍細胞のエネルギー代謝機構に関する研究をすすめてきた。ところが、図らずもプロポリスと出会い、その抽出物が培養した腫瘍細胞に損傷を与えることに気づいた。そこで、当面の研究テーマとして、プロポリスから抗腫瘍細胞活性を持つ物質を単離・精製し、その化学構造を調べることを選んだわけである。 いわゆる生薬や天然物の全てにいえることであるが、その中には数多くの成分が混在している。プロポリスの場合、ミツバチが様々な植物から樹脂を採集し、これと自らの分泌物とを混合させるという特殊な事情があるため、その成分は極めて多種多様である。ざっと見ただけでも数百種類の成分が含まれていることがわかった。プロポリスは天然薬理物質の宝庫とも言えそうである。後述するような広範囲に及ぶプロポリスの薬理作用も、これに含まれる多様な成分によるものとして説明できるかもしれない。 ところで、ある活性が祖抽出物によってもたらされた場合、それがどのような成分によるものかということが問題になる。もちろん実際には、複数の物質の相乗作用が働いている可能性も大きい訳だが、それはそれとして、ここの成分を取り出し、その作用や構造を確かめる生化学的研究も大切である。そういう意味で筆者はプロポリスに含まれる有効成分が研究・開発され、将来、臨床的にも応用される可能性を期待する者の一人である。 |
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| プロポリスの薬理活性 | |
| プロポリスの薬理作用として従来から知られている主なものは、@殺菌、A抗炎症、B過酸化物生成抑制、C免疫能増強である。 @は報告も多く、広く知られている。しかし筆者らの実験では祖抽出物を用いた場合、倍地中に沈殿物が生じ、至適条件でその活性を測定することは不可能である。抗菌作用はみられても、抗生物質に比べてかなり弱いというのが妥当ではないかと思われる。 Aは応用範囲の広いもので、ベーチェット病のようなひどい口内炎の治療にも、対症療法的ではあるがプロポリス抽出物の塗布が極めて有効である。火傷、湿疹、アトピー性皮膚炎などの治療にも有効といわれている。 Bについては少し説明を加えたい。 私達人間のような生物は酸素を呼吸してるが、消費される酸素の一部は、反応性が高い過酸化物となる。過酸化水素、スーパーオキサイド、ヒドロキシルラジカルなどは活性酸素と呼ばれ、生体組織に損傷を与える有害物質である。活性酸素はストレスによっても生じ、潰瘍はこれにより誘発されるとも考えられている。一方、活性酸素は白血球系の生態防御細胞がこれを産生することにより、体内に侵入したバクテリアを殺したり、アドリアマイシンなどの抗生物質が抗癌作用を発現する上でも役立つものでもある。しかし、標的が必ずしも限られてはいないので、感染症の場合は、周辺の組織が活性酸素により炎症を起こすことになるわけである。なた、抗がん剤の場合は全身に副反応がみられることになる。活性酸素による細胞成分の損傷は、長期的にみて、老化や発ガンにもつながるとみなされている。プロポリスには活性酸素を消滅させる作用がみられる。 Cに関しては、報告はあるものの、まだ実験的にも確証を得なければならない段階である。 |
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| プロポリスに含まれる殺ガン細胞物質について | |
| 図1はブラジル産プロポリスの酢酸エチル・メタノール抽出物を逆相クロマトグラフィーにかけ、弱酸性メタノールで抽出したパターンと腫瘍細胞に対する損傷活性を示している。一つのピーク分画に複数の活性成分が含まれることもあり、実際には、かなり多くの成分が上記活性に関与していることになる。またプロポリス抽出物の水溶性分画にも活性が認められる。 ★印をつけた分画をさらに別の溶媒系を用いたクロマトグラフィーにかけ、図2に示した物質を単離・精製することができた。★からはケルセチンというフラボノイドの一員、★★からはカフェイン酸フェネチルエステルという物質が単離・同定された同物質は、カフェイン酸とバラの香りの一成分といわれるフェネチルアルコールとがエステル結合したもので、既に化学合成された純品を手にしている。★★★から単離された物質はクレロダン系ジテルペンに属する新規化合物である。 この新規化合物を加えて、ヒト肝ガン細胞を細胞を培養すると、約7時間後から細胞損傷作用が現れ始め、2〜3日後には細胞が丸くなり死滅することがわかった。膨潤した細胞の外層はしわがより、細胞質に顆粒が多くみられる。なおヒト子宮頸がん細胞、バーキットリンパ腫細胞などの腫瘍細胞も同様な損傷を受けた。 |

