チリ、サンティアゴへの旅 その1

●近代的な大都会 サンティアゴ

10月下旬に一週間ほど休暇をとり、チリの首都 サンティアゴへ行ってきました。

サンティアゴは人口600万人の大都会。第一印象は清潔で近代的、まるでヨーロッパの都市のよう。歩道は幅広く街路樹が鬱蒼としている。

いたるところにベンチが置いてあり、ちょっと歩き疲れたらいつでも休憩できる。治安は南米一と評されるほど良く、ブラジルのようなピリピリした空気は無い。物価もブラジルよりは安い。

雪を抱くアンデスの麓にあるサンティアゴ

サンティアゴは風光明媚な都市でもあって、車を1~2時間走らせれば、3000m級アンデスのスキーリゾートにも、港町バルパライソや南米有数のビーチリゾート、ビーニャ・デル・マルにも行ける。そういう意味ではスペインのセビーリャとかイタリアのミラノとも似ているかもしれない。

街は南米一近代的で、治安も良い

街中にある沢山の洒落たカフェは、幅広い歩道を利用したオープンエアでとても開放感があり居心地が良い。日本のように幾らでも長居できるし、WiFiも無料だ。いつ行っても客が少ないのでゆったり落ち着ける。サンティアゴは間違いなく、現時点で世界でも屈指の住みやすい都市の一つだろう。

街のいたるところで昼寝する犬たちを見かけた

そんな理想郷のようなサンティアゴだが、数日を過ごすうちになんとも言えない物足りなさを感じるようになり、あのブラジルの濃厚なピリピリとした空気が恋しくなってしまった。街はゴミゴミし治安は最悪なあの国に。こういう感情はおそらく純粋な意味での「愛国心」ではないかと思っている。

大統領府のあるモネダ宮殿

中央省庁が並ぶ官庁街

サンティアゴの唯一の欠点として大気汚染をあげる人も多いが、実感としてはそれほど空気の悪さを感じなかった。むしろサンパウロの埃っぽさの方が、余程健康には良くないのではないかとさえ思えた。

ただ、小高い丘に登ってみると晴れた日であってもアンデス山脈が霞んで見える。汚染の存在自体は疑いようがないのも事実だ。もしかしたら街中に溢れる緑や鬱蒼とした街路樹は、少しでも大気汚染を緩和するための苦肉の策だったのかもしれない。

中央広場の前衛的な彫刻

食道楽の中央市場
見事なタラバガニ もちろん食べました

海の幸に関しては期待が大きすぎた所為か、あまり満足度は高くなかった。これはたまたま行ったレストランが良くなかったのかもしれない。刺身ネタがブラジルと同じくサーモンメインであったり、値段がそれなりに高かったりと。調子に乗ってタラバガニ食べたら250ドルの勘定がきた!(TдT) やっぱり海産物は日本だな、と再認識した。

ヨーロッパのような町並み

広々とした公園には...
こんなアート作品がいっぱい
ちょうど車を買おうと思っていたので、サンティアゴのカーディーラーで値段を聞いてみた。高コストのブラジルよりは安いと踏んではいたが、同じ車種の値段は半値以下だったのには驚いた。実はチリは世界の主要国とFTAを締結していて、ほとんどの工業製品がほぼ無税で輸入されているようだ。
チリには自動車の組み立て工場自体が無く、走っている車は100%輸入車だ。そのため街中には様々なメーカーの様々な車種が見られ、まるでモーターショーのようだ。欧米やアジアの生産国からの輸入コストはほぼ同じなので、車自体の競争力が如実に反映されていて面白い。

いちばん目立っていたのは韓国勢の現代自動車とKIA。次に日本勢、トヨタやホンダだけでなく全てのメーカーが揃っている。スバルやスズキなどもけっこう走っていてちょっと驚いた。それからGMやプジョー、VWなどの欧米勢。この3つの勢力で市場が3等分されている印象だった。
橋にも現代アート
レストランや商店などでは店員の仕事が非常に緩慢で、半端なく待たされることが多かった。あのブラジル人達が勤勉に思えたくらいで、もしかしたらブラジル人というのは南米の中では働き者なのかもしれない。居心地の良さというのは人間を怠惰にするような負の側面もあるようだ。

大きなショッピングモールの中
サンティアゴにはいつか1ヶ月ぐらいのロングで滞在してみたい。快適な街だし、新しい発見もあるだろう。でもその前にパタゴニアだな。。。

晴れた日でもアンデスが霞んでみえます

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です