「歯周病」はさまざまな病気の原因になり得る

近年、歯周病がさまざまな病気の原因となることが知られるようになりました。

先日には、認知症(アルツハイマー病)との関連も報道され、認知症予防につながる発見として注目されています。

記事によりますと、九大や北京理工大(中国)などの研究チームは、マウス実験により、歯周病菌が、異常なたんぱく質が脳に蓄積するのを加速させることを突き止めました。この発見により、歯周病の治療や予防で、認知症の発症や進行を遅らせることができるようになる可能性が広がりました。

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000195437.html

更に日本臨床歯周病学会の記事では、心筋梗塞や脳梗塞、さらには糖尿病との関連性も指摘されています。

https://www.jacp.net/perio/effect/

あと個人的には、歯周病によって大量発生した雑菌を長期間に渡って飲み込んだ場合、消化器系のがんを誘発する可能性があるんじゃないかと疑っています。まだ確固としたエビデンスはありませんが、実際にそれを指摘する医師もいます。

このように、歯周病と他のさまざまな病気との関連が指摘されるとともに、口腔ケアの重要性もかつてなく高まっています。

では、歯周病とはどんな病気なのか。予防法はあるのか。
そのことについては、下記の記事が秀逸で良くまとまっています。

なぜ「歯ぐき」がやせるのか?歯医者が歯周病の予防法を本気でまとめてみた(家庭編・医院編)

なぜどのように歯周病になるのかを分かりやすく解説した上で、どうすれば歯周病を予防できるのかをまとめました。歯周病予防にはプラークコントロールが最も重要です。歯…

この記事でも、歯周病と全身疾患との関連が語られています。

歯周病は様々な全身疾患とも関わりが深く、現在当院に通院中の患者様でも、数名ですが過去に歯周病から全身に波及し長期間の入院を余儀なくされた方もいらっしゃいます。

かたおか歯科クリニックのサイトより

歯周病を予防・治療することの重要性を理解していただけるのではないかと思います。

朝起きた時にお口の中が臭いあなたはもう立派な歯周病患者。
さぁ、今すぐに歯科医を予約しましょう!