健康によい マテ茶

日本人にはあまり馴染みがないお茶かもしれませんが、ブラジルを始め南米ではお茶というと大体マテ茶を指すくらいポピュラーな飲み物。コーヒーとマテ茶は私の生活にも欠かせないものとなっています。マテ茶は味が素直で癖がなく、日本人にも飲みやすいのではないでしょうか。プロポリスをマテ茶に溶かしてもかなり飲みやすくなります。

大きく分けて緑茶に近い"グリーン・マテ茶"と焙煎した"ロースト・マテ茶"があります。カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄分、食物繊維を豊富に含むマテ茶は、南米特有の肉料理中心の食生活で、慢性的な野菜不足を補って余りあるバランスの良い健康効果を長年の実績で証明しています。空気の薄い山岳地帯のインディオの人たちの強健な体力の秘密の一つはこのマテ茶にあるともいわれています。

日本でもケンコーコムなどで手軽な価格で手にはいるようです。

マテ茶は、イェルバ・マテの葉を摘み、茶葉のように乾燥させたもの。熱いお湯で浸出させ、これをくりぬいたひょうたんに入れて、金属製のストローで飲むのが伝統的な飲み方だとか。味は緑茶に似ています。

健康系ブログ「LovingFit」によると、マテ茶にはカフェインと似た成分が含まれており、エネルギーレベルやシャッキリ感を上げてくれるそうです。このエネルギーを刺激する仕組みは、キサンチン独特の形状によるもの。マテ茶は、コーヒーからネガティブな効果を取り除き、ポジティブな効果だけを残したような飲み物。中毒性や不安感を与えず、中枢神経系を刺激してくれます。また、カフェインと異なり、良い眠りへといざなう作用もあります。

マテ茶は栄養も豊富で、「飲むサラダ」とも呼ばれます。また、高デンプンの食事で肥満を軽減する成分が含まれており、LDL(悪玉)コレステロールも低下させるそうです。心臓疾患の治療にも役立つ可能性があるのだとか。

一部の研究では、マテ茶に発ガン因の可能性があると指摘されていますが、これは、マテ茶を熱湯で飲む習慣と、木を燃やした煙で処理するといった葉の乾燥プロセスに原因があるそう。国際がん研究機関(International Agency for Research on Cancer)は、適切な温度で普通に飲む限りは、「ヒトに対する発がん性物質には当たらない」とみています。

【ライフハッカー[日本版]より】